秋の美術館巡り4-「皇室の名宝―日本美の華」第一期
秋です、行けるうちにと、もりもり展覧会です。
今日は東博の、
「御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」」
の第一期「永徳、若冲から大観、松園まで」に行きました。
2009年10月6日(火)~11月3日(火)
第二期の「正倉院宝物と書・絵巻の名品」のほうは絶対行きますが、
第一期は、まあ、せっかくだから、程度の気持ちででかけました。
ぎゃびーーん!
↑
会場を入った瞬間の、心の声(爆)。
忘れてました(^^;
日本で一番良いものは、皇室が持ってるんでしたねっ(^^;
もう、すばらしいの一言!
今となってはどこにも置けない、安土桃山時代の巨大な屏風も、
某テレビ番組なんでも鑑定団で偽物山積みな谷文晁の本物の虎の図も、
見事な保存状態で展示されていました。
湯船?(・・)と思うようなでかい七宝の花器や、
象牙何本使ったのよ(^^;と驚愕する十二単っぽいの着た官女の彫刻とか、
近代の素晴らしい工芸品もたくさん。
インフルエンザ対策でマスクしてるのをいいことに、
ずーっとポカーンと口あけてみてきました(笑)。
中でも伊藤若冲!
近年人気の出てきた、江戸時代中ごろの絵描き、若冲が、
京都の相国寺に寄進した、30幅もの掛け軸が一気に並んでいたのですが、
これがもう・・・すごすぎました;;
「動植綵絵」というタイトルで、
得意のにわとりをはじめとする鳥類から、植物、昆虫、水棲動物、お魚まで、
様々な構図で描いたものなのですが、
すべての作品のどんな細部にまでも、完全な調和と緊張がみなぎっていて、
そら恐ろしくなるほどのエネルギーを発しています。
画が、叫んでいるようです。
人って、絵を描くのに、こんなに全霊を出し切って、生きていけるもの?
そんな中で、大蛸の足にまとわりついてるちび蛸が描いてあったり、
細いひょうたんの背後にくっついているトンボがいたりと、
茶目っ気も交えているのに破綻がない。
すごいことだと思います。
うっかり感極まって、涙こぼしてきました(*'-')
皇室のものは御物以外、三の丸尚蔵館に納められていて少しずつ展示されていますが、
宣伝もあまりないですし、スペースも狭かった記憶が。
なかなか見る機会に恵まれないはずですので、
是非、ぜひぜひ、見られるときに見てください!
う、うらやましいです!
京都博物館のは、休みが合わなかったので見れなかったんですTT
by ★ASA☆ (2009-10-14 23:16)
♪ ★ASA☆さん、京博でも同じのやっていたのですか~?
もしかして、今年はじめるにやっていた、
京都御所ゆかりの至宝展でしょうか、
それも見てみたかったです;;
by まるさ (2009-10-15 15:29)