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秋の美術館巡り1-山種美術館

キンモクセイの香りに誘われて、


今日は10/1に移転新開館なった、恵比寿の山種美術館と、


六本木の東京ミッドタウン内のサントリー美術館に行ってきました。


もちろん、ゆう君もパパも、1mmもついてきてくれませんから(--)、


ソロです(苦笑)。


 


 


恵比寿は、ご存知のようにちょっと前までは山手線内でもダサ・・・ごほん、


さしてお洒落なエリアではありませんでした。


ヱビスビールの工場があって見学・試飲できたり、


客車を利用したビアステーションが人気だったくらい。


 


それが、ガーデンプレイスの誕生とともに、イメージ一新、


お洒落っぽいものがゴーっと押し寄せてきました。


駅ビルアトレもできましたしね。


・・・って、それももう、15年前の話ですが(^^;


 


 


そんな恵比寿駅から駒沢通り沿いに広尾方面へ徒歩10分、


というびみょーな場所に出来たのが、新・山種美術館。


道中、ダーツ・ダイニングとか、ネイルエステとかの我らおばさんには縁遠いお店や、


隠れ家っぽいビストロ、行列のできるラーメン屋さんなど、


新しいお店が並ぶ中、昔ながらの履物屋さんとか、


丸いカゴに山盛りにして売ってる八百屋さんとかの、


昭和の情緒を残す小さなお店もちらほら。


 


 


歩きなれない道で、しかも緩やかな上り坂を、


そんなお店にキョロつきながら歩いていると、交差点のむこうに、


こんな、いかにも昭和です!という、食料品屋さん発見(笑)。


ちなみに、後方の綺麗な建物が、新・山種美術館です。


 





 

 

 

この、信号の下、柱の左に、なにか白い紙が張ってあるの、

見えますか?

寄ってみると、こんな感じ。

 

 




 

 

おう、置きっぱなしの自転車に、紙が貼り付けてあります。

更にアップにすると・・・

 

 




 

 

ジャーン(笑)、

どうです、この、いかにも昭和な親切心!

しかも洗濯バサミ(笑)。

 

 

おそらく私と同じで、慣れない道を不安に思いながら歩いてくるおば様たちが、

この懐かしいお店を発見してホッとし、山種はこっちでいいんですか?と、

続々と尋ねに入ったのでしょうね(^^;

それで、親切心、またはイライラキーっ!となって(笑)、これを・・・

想像がつくようで可笑しかったです。

 

 

山種入り口は、この張り紙の隣の、超レトロな八百屋さんのその次。

洒落た入り口でした。

 




 

 

地上6階建てですが、1階はエントランスとカフェスペースのみ、

展示室は地下一階です。

こないだまでの展示スペースに比べると2倍だそうですが、

広すぎるほどではないので、心地よく見てまわれます。

・・・むしろ2階から6階までが気になります・・・全部収蔵庫なのかしら@@

 

 

さて、今回の展示は、新美術館開館記念特別展。

ここの代表的コレクション、速水御舟の作品すべてが展示されます!

(展示替えあり)

私の大好きな人です・・・というか、かつて地下鉄茅場町?駅直結のビル内という、

アクセス抜群のところにあった時代、何かの帰りとかに気軽に寄っているうちに、

この方の絵が好きになったのです。

 

国の重要文化財に指定されている有名な2点も出ていました。

夏の夜、薪の火に寄ってきては自ら焼かれていく蛾の舞う様を描いた、

「炎舞」と、

京都の地蔵院にある五色の八重散り椿というのを描いた、

「名樹散椿」です。

 

速水御舟はいつかも書いたような気がしますが、

昭和10年に腸チフスで、わずか40歳で急逝しました。

700点と言われる残された作品のうち、120点ほどを山種美術館が所蔵しています。

それらに、個人蔵の一般には初公開の遺作などを含めた展示は、

さすがに心に重く落ちてきます。

上手とか、美しいとかとは別の、何かが私を惹き付けて離しません。

完成作も良いですが、写生や下書きの、ささっとした筆もとても良いです。

 

 

 

 

と、いうわけで、帰路、あらためて、これはやはりくるるに書いておかねば!

と思ったものが・・・

来るときは書いたようにやや登り坂なのですが、

ふうふう言いながら、そろそろ着くかしら?と、ふと顔を上げると、

そこには・・・

 

5メートルはあろうかと思われる、巨大ダビデ像がっ!!!

 

な、なんでこんなトコにっ(^^;?

しかも、一枚目の写真のように、都内にありがちな狭い歩道ギリギリの建物の、

エントランスに、ズズイっ!と立ってます。

 

ダビデ像、そう、ミケランジェロの有名なやつです、

忘れちゃった方は「ダビデ像」でサーチして下さい、

すぐに画像が山のように出てきます。

そう、すっぽんぽんの男っ!(爆)。

 

それが5メートルもあるんです、つまり、

坂道を登ってふと顔をあげると、

 

すっぽんぽんの男の人の、ヘソ以下ヒザ以上の部分

 

が目の前に、ドーーーーン!

 

ありかよーっ(^^;

ゆう君にでも言わせれば、ジャンボ・チ○コ!

ま、まあ、驚いて登り坂の疲れもふっ飛ぶと言えばいえますが・・・

さすかに写真は遠慮してしまったのですが、

新・山種美術館に行く方は、是非道中この驚きを体験してください(爆)。


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コメント 2

★ASA☆

私は、まだ写真でしか見た事ないんですけど、それでも惹き込まれちゃいます。
いつか実物の迫力を、体感したいです^^
しかし、5mのダビデ像って・・・(笑)
by ★ASA☆ (2009-10-11 00:33) 

まるさ

♪ ★ASA☆さん、5メートルはおおげさだったようです(^^;
papasというアパレル系会社のビル前にあるので、
「papas ダビデ像」でサーチすると出てくる「東京雑写」というブログの、
2005年11月12日のところにわかりやすい写真のってます。
大きさと、歩道が狭いこと、わかりますよね!(笑)
by まるさ (2009-10-11 00:59) 

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